風景写真のストア「FROM_SOMEWHERE

風景写真のオンラインストア「FROM_SOMEWHERE」にて、額装写真の販売が始まりました。



毎月のように国内外さまざまな地域に行っては、写真を撮っていますが、私の手元に溜まっていくものばかり。制作で使うものも限られていて、人に見せる写真は、ほんの一部だなと思います。



昨年、運営元のKAFULの白石さん、末光さんと出会い、このサービスのリニューアルに伴って、作品の出品をご依頼いただきました。大切だけれど、自分の手元で止まっていた写真に光を当ててくれる、彼らのサービスに共感し、3月より取り扱いが始まりました。



額は3種類、サイズはA3A4の2種類と、好みや空間の雰囲気に合わせて選べます。私はまず昨年撮った7つの写真を掲示していますが、この夏の旅で、また写真を増やしたり減らしたりする予定です。


またこのサービスを通じて、日本にもっと写真を飾る文化、もっと身近に作家の写真があるような文化が根付いていけばいいなと思います。


よろしければ、ぜひ覗いてみていただけると嬉しいです。

https://fromsomewhere.jp/collections/fujico




Calender with moon 2025



[ Calendar with moon 2025 ]


⁡月が好きなので、月の満ち欠けに合わせて捲るカレンダーをつくりました。ここに居ない人を想う媒介として見つめられいた「月」の存在を、自ずとそっと感じられるように。

ほぼ毎月毎に、新月→満月、満月→新月のページ構成。満月または新月、好きなタイミングでめくってください。写真は今年訪ねた国内外の旅先で撮ったものを添えています。






⁡[ about ]

ここに居ない人を想う媒介として見つめられいた「月」の存在を、自ずとそっと感じられるように。


 ある夜、仕事に疲れた帰り道に、ふと見上げると、丸い月が夜道を明るく照らしていた。

こんなにも美しい月が、毎晩都内で見られたらすごいだろうな。

1日の終わりに、誰だって、何かを考えるんだろうな。 


 Calendar with moonは、月の満ち欠けに合わせて捲るカレンダーです。ほぼ毎月毎に、新月→満月、満月→新月のページ構成。明確な捲るタイミングはありません。満月、または新月を迎えたのを感じながら、思い思いにめくってください。きっと、「不便だからこそ得られるもの」も、あるはず。 


 今月、何度月に⁡目をやっただろうか。もう三日月になった月を見て、過ぎ去る毎日を想う。自分が日々忙しく生きる時間と並行した、もうひとつの雄大な時間を感じながら、日々の暮らしの中で、心の片隅に、そのことを意識できたら、と思います。 


 写真は今年訪ねた国内外の旅先で撮ったものを添えています。



[ Calendar with moon 2025 ]

A5サイズ
p28構成+クリップ付き
¥1,500 +送料¥250
銀行振込or PayPay
※会う予定がある方は手渡し可


写真展「いつか、忘れてしまっても」

⁡写真展『いつか、忘れてしまっても』

2024年9月13日(金) - 10月8日(火)


[ 会場 ]

御所宝湯

@gose.takarayu

奈良県御所市御国通り2-361-5

14:00-22:00

※第2.4水曜定休

※土日祝日は11:00-

[ イベント ]

・closing party「今日を忘れても全然平気!」 

2024年10月6(日) 12:00-18:00 @yadocharinko
guest:  @kankyoamb @beck.mie @champp049


[ 作家ステイトメント ]

2年前に足を踏み入れた奈良。古の跡は、現代の景色に異様さを放ちながら溶け込み、深い森の奥からは、静かなエネルギーが湧いているようでした。


ひたすらに発展を目指していく都市と、少しの隔たりをとって見つめる、かつての都のあわいが残る土地。この地域には、いぶし銀のような光る魅力があります。


けれども、多くの人たちが外の都心へと、新しいものを求めて向かっていく。そんな四方に囲まれる山々の内側、奈良に、写真を通じて、「眼」を向けることはできないだろうか。


暮らしと共にある銭湯も、都市のように日々多様な人が行き交い、憩い、集う場所です。入浴するだけでなく、人と人との会話が生まれる場所。本展ではその会話でしか、共有されない景色があります。それは物事や自然と同じように、移ろうように、同じ景色は二度とありません。意図的にも、あるいはそうでなくても。


日々目まぐるしく進む世界のなかで、新しさに埋もれてしまい、見落としがちな些細なことに気づく、そんな発見があればうれしいです。


⁡⁡


奈良県御所市にある銭湯「御所宝湯」 での写真展。約1ヶ月間、日々湯を沸かし続ける宝湯さんの営みにお邪魔しました。今年の春夏に幾度か奈良に赴き、撮りためた写真たちが、ただ在るように。銭湯の日常の中に、自然のように移ろう空間に。


振り返ると、この一年で生活が変わり、思考の変化もありました。今はより、写真のある「場」としての景色や体験そのものを届けられたらと思って始まった約20日間、あっという間だったようで、毎日写真や景色を入れ替えたりして、濃密でした。




平日でも100人ほど、土日は一日、200人以上の方が来湯してくださる日も多く、日本各地から、遥々と、たくさんの方がこの銭湯にお越しいただきました。何度も観にきてくださる方もいました。ほんとうにありがとうございました。 ⁡


評価や批評をたくさん受けました。思いもしない意見や感想をもらっても、一喜一憂せずに、ただその先の制作の糧にする。それでも、自分が知らなかった景色や解釈を、鑑賞者を通じて知るときは、とても心が動かされます。




日々景色が移ろう展示にしようと試み、会期中いろんな気持ちを抱え、作品と向き合うなかで、届いたらいいなと願っていたこと、でもたとえ届かなくとも最後までやるぞと決めていたことがたくさんありました。 ⁡


でも、鑑賞者を通じて、わたしは新しい眼で作品を知ることができて、この宝湯で展示を更新していく日々が報われた気持ちでした。 ⁡


自分自身が信じてやってきたことが大切にしていただけた気がして、みなさんに観にきてくださった20日、とてもとても大切でした。



⁡⁡

これからも写真を使って、もっといい景色がつくれるように。長くなりましたが、宝湯の番頭のおーちゃん、スタッフの皆さんをはじめ、関わった全ての皆さんに、感謝を込めて。⁡


写真展「たとえば、少し早起きした朝に」

2024年1月14日(日) - 1月29日(月)
13:00-20:00
※1/14のみ誰でもご覧いただけます。




[ 会場 ]
WELD
東京都世田谷区世田谷4-13-20 松陰PLAT 1-C
@weld_shoin

[ イベント ]
オープニングイベント
2024年1月14(日)
ゲスト: AHIRU
@ahiru.snack

[作家ステイトメント]
冬の朝なんて寒くて布団から出たくない憂鬱さがあったのに、冬の朝は光が柔らかくキラキラしていて好きだった。冬のツンとした空気を肺に取り込むのが心地よかった。

少し早起きをして、だいすきなコーヒーを飲む小休止をつくった。人と会う機会を夜から朝に変えて、お気に入りの喫茶店でモーニングをした。

するとだんだん、みんなの朝を知りたくなった。

美容院にいくと、新しい自分に出逢えるきもちになる。そして朝もまた、沈んだ日が昇るだけなのに、あたらしいきもちになる。あたらしい自分に出逢える場所で、朝というはじまりの時間の景色と、その思い出を込めて。






今日限りのWELD写真展に来てくれた皆さん、ありがとうございました。



たくさんの方に、自分が観に来て欲しいと思った方に自分の作品を観ていただいて、異様に緊張した。人に自分の作品を観てもらうのはすごくドキドキする。

これから少しずつ作品が自分の手元から作品が離れていくのかと思うと、うれしくもあり寂しくもあり。今日というひとつが終わった寂しさが湧き上がってきた。

でもこのために来てくれた方がいて、光栄なことですよね。届けるべき人たちに届くよう、丹精込めて頑張ります。


人にとっても恵まれていると、すごくすごく思いました。


機会を設けてくださったタケさん、この日のためにとっても素敵な振る舞いをいただいたくみさん、ありがとうございました。



作品は1/29までWELD店内に残していますので、お店ご利用の方はぜひ楽しんでもらえたらうれしいです。




写真展「(いつだって、)あとになってやってくる」



2023年9月13日(水) - 9月30日(土)⁡

[ 会場 ]
▼第一会場
DAILY SUPPLY SSS
東京都大田区池上3-41-3 ハウスコンフォート102
@dailysupplysss

▼第二会場(リソグラフの展示)
Try Many Times Club
東京都大田区池上1-32-8 大田区立池上会館1F
@trymanytimesclub

⁡[ イベント ]
MIHOKASHIの焼き菓子:2023年9月16(土)
@miiihogb13
TESIOのソーセージ: 2023年9月30(土) 11:00-20:00頃
@tesio_sausage

[ 作家ステイトメント ]
本当に言いたかった言葉は、(いつだって)ずっとあとになって浮かび上がってくる。
ずっと身近にあった愛が、あとになって儚くも自分の心に血を通わせる。
自分からもっとも遠い場所とは、あとになって今自分が立っている場所だと知る。
今の苦しみや悲しみは、あとになって今の自分を救う瞬間だったと気づく。





写真展「(いつだって、)あとになってやってくる」はおしまい。

来てくれたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

はじめての展示で思うことはいろいろありますが、自分の想いを詰め込んで、みんなの力を借りて、無事に終えることができました。お世話になっているL PCAK.の2人の店で初回の個展をできたことは、自分にとってとっても大きな宝物です。











今回わたしの“個”展ですが、ぜんぜんひとりじゃなくて、たくさんの人に支えられてきました。関わった全ての皆さん、そして観にきてくださった皆さん、ご近所の方、都内の方、遠方からの方、信じられないくらいさまざまな地域から、ふらりと立ち寄ることの難しいこの展示を目的に足を運んでくれて、ありがとうございます。


だから、そんなみんなにわたしは少しでもいいものを還元できるように、何ができるかを日々振り返っては試行錯誤だった。結果何ができただろう。いまはほんの僅かでも、それはきっとあとになって、やってくるかもしれない。


過ぎ去った時間を肯定できるのは、新しい一瞬なのだから。貴方にとっていつの日か、いい展示であれたらうれしいです。

感謝と愛を込めて。


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